英語が得意な生徒もいれば、苦手意識を持って入会する生徒もいます。
感覚的に英語を理解できる生徒もいれば、どこから勉強すればよいのか分からず、答案を空欄のままにしてしまう生徒もいます。
出発点は、一人ひとり違います。
ティーダ英語教室では、今の成績だけで生徒を判断しません。何が分かっていて、何につまずいているのか。どんな力を持っていて、次に何を学べばよいのか。
一人ひとりの状態を見ながら、英語を理解する力と、自分で考え、学び続ける力を育てています。
ここでは、これまで出会ってきた生徒たちの成長をご紹介します。
幼いころから英会話教室に通い、英語とのつながりを持ち続けていた生徒がいました。
一方で、中学校の英語の成績は思うように伸びず、ほかの教科にも苦労していました。
それでも、私はこの生徒が英語を嫌いにならなかったことを大切に感じていました。点数が低いことと、英語そのものが苦手であることは、必ずしも同じではありません。
その後、生徒は自分で進路を考え、サッカーに打ち込める環境を求めて行動しました。海外で過ごした経験を経て、ニュージーランドの高校で学ぶ道を自ら選びました。
渡航前には保護者の方から英語の指導を依頼され、学校での学習に備えて、理科の教科書や英語の歴史教材などを使いながら学びました。後には本人からIELTSのライティングについて相談があり、授業で一緒に取り組んだこともあります。
この生徒の姿は、私自身の若いころを思い出させました。
私も18歳のころ、海外に出たいと思いながら、学校の英語は得意ではありませんでした。それでも、進路を支えてくれた先生方がいました。推薦状を書いてくれた先生、推薦状の英訳を手伝ってくれた先生。その支えがあったからこそ、私はアメリカの大学へ進むことができました。
生徒との関わりを通して、今度は自分が、誰かの可能性を信じ、その人が自分の道を見つけるまで支える側になったのかもしれないと感じました。
英語の成績が思うように伸びなくても、英語とのつながりを失わないこと。そして、自分の可能性を狭めず、自分の道を切り拓いていくこと。
この生徒との出会いは、私が英語を教える意味を改めて考える機会になりました。
中学2年生で入会した生徒は、ほかの教科では90点以上を取れる一方、英語は70点前後でした。
英語がまったくできないわけではありません。ただ、問題を「なんとなく」解いているところがあり、なぜその答えになるのかを説明することは難しい状態でした。
授業では、音読や単語、文法の学習を重ねながら、英文の構造や答えの根拠を丁寧に確認していきました。
少しずつ変わっていったのは、点数だけではありません。
間違えた問題を自分で分析し、どこが分からなかったのかを整理できるようになっていきました。質問も、自分がどこまで理解し、何につまずいているのかが伝わるものへと変わっていきました。
中学3年生になるころには、英語でも90点以上を取れるようになりました。その後も学びを続け、英文をより深く読み解く学習に取り組み、大学進学へとつながっていきました。
この生徒の成長で大切だったのは、点数が上がったことだけではありません。
自分が分かっていることと、分かっていないことを見分け、必要なことを自分で考え、質問できるようになったこと。
ティーダ英語教室では、答えを覚えるだけでなく、なぜその答えになるのかを理解し、自分で考えられるようになることを大切にしています。
入会したころ、英語のテストは、リスニング以外の問題がほとんど白紙という状態でした。選択問題にも答えを書けず、保護者の方からは、英語を諦めてしまっているというお話がありました。
けれども、実際に英文を読んでもらうと、初めて見る単語でも声に出して読むことができました。聞き取る力もありました。
そこで、本人と保護者の方に、英語の音を捉える力があることを伝えました。
学習は、音読や単語の練習から始めました。文法も、中学1年生で学ぶ I am ... のような基本的なところまで戻り、一つずつ確認していきました。ご家庭にも協力していただき、授業の回数を増やして学習を続けました。
最初の半年ほどは、テストの点数に大きな変化はありませんでした。
それでも、少しずつ変化が現れました。
それまで白紙だった答案に、答えを書くようになったのです。最初から正解できるようになったわけではありません。間違いもありました。しかし、何も書かずに諦めるのではなく、自分なりに考えて答えようとするようになりました。
点数も、ひと桁から30点台、そして50点台へと上がっていきました。
現在は、英語が得意な生徒もいるグループの中で学習を続けています。
この生徒の変化で大切なのは、点数が何点上がったかということだけではありません。
分からないからと諦めていた状態から、分からなくても自分で考え、答えを書いてみようとする状態へ変わったこと。
ティーダ英語教室では、今できていないことだけで生徒を判断せず、どこに力があり、何から始めればよいのかを一緒に考えます。
数学や理科が得意で、英語も感覚的に理解できる生徒がいました。発音もよく、英文を見れば、なんとなく意味が分かることも少なくありませんでした。
一方で、文法を体系的に理解しているわけではなく、うっかりしたミスや単語のつづり間違いが見られました。
英語は、感覚だけでもある程度理解できることがあります。しかし、学習が進むにつれて、感覚だけでは説明できない問題や、正確さが求められる場面も増えていきます。
そこで、英文を感覚的に捉えるだけでなく、文の構造や文法の規則にも目を向けるようにしました。
すると、それまで別々に理解していたことが、少しずつつながっていきます。感覚的に分かっていた英文にも仕組みがあると気づくことで、英語を新しい視点から捉えられるようになっていきました。
英語には、英語の仕組みがあります。語順や文の構造、単語同士の関係を理解すると、これまで感覚的に捉えていた英文も、根拠をもって読み解けるようになります。
感覚から入る生徒もいれば、規則を理解することで力を伸ばす生徒もいます。
大切なのは、その生徒がすでに持っている力を生かしながら、次に必要な学びにつなげていくことです。
英語が苦手だと思っていた生徒が、少しずつ問題に向き合えるようになる。
感覚で解いていた生徒が、英文の仕組みを理解し、自分で考えられるようになる。
英語の成績が思うように伸びなくても、英語とのつながりを保ち、自分の可能性を広げていく。
成長の形は、一人ひとり違います。
私たちが目指しているのは、ただ正解を増やすことだけではありません。英語を通して、物事を理解する面白さを知り、自分で考え、学び続けられるようになることです。
そして、英語を学ぶことが、自分の可能性を狭める理由ではなく、世界を広げるきっかけになってほしいと考えています。
ティーダ英語教室は、一人ひとりの今を出発点に、その先の成長を支えていきます。